1. はじめに
  2. 「四十肩・五十肩かな?」と思ったら最初にやるべきこと
  3. いきなり整骨院や接骨院に行かない方が良いと考える理由
  4. 病院で「痛くない範囲で無理せず肩を動かすように」と言われたら

 

1.はじめに

このサイトのオーナーの配偶者です。四十肩・五十肩(正しくは五十肩だけど40代でなる人も多いと思うので)になり、自己流で治す中でサポーターも使ったので、ここに記録を残しておきます。

私は40代前半のうちから四十肩・五十肩になりました。最初は左肩です。左肩はほぼ自然に治りました。

次に右肩が痛くなりましたが、左肩の経験から少し軽く見ていました。現在はかなり良いのですが、1年以上もの間、右肩を普通に動かすことができませんでした。

最終的にはサポーターよりも「キネシオテープ」とポータブルな小さいマッサージ器、そして何よりも専門家が四十肩について解説してくれるWebサイトやYoutube動画がすごく役立ちました。

ただし自分がネットで情報を調べたとき、あまりまとまった情報はありませんでした。苦労したという話はあっても、治ったのかどうか、どうやって治したのか、という情報はびっくりするほど少ないのです。

せっかく苦労したので、何が効いて何が効かなかったのか、何回かに分けて書いていこうと思います。

2.「四十肩・五十肩かな?」と思ったら最初にやるべきこと

何よりも重要なのは「病院へ行くこと」です。痛みが強くなってきたらなるべく整形外科に行きましょう。

四十肩・五十肩はしばらくすると自然に治る人が多いため、医者に行かなくても良いという意見もあるようです。しかしそれはあくまでも本当に四十肩・五十肩だった場合の話であり、「結果的に治療らしい治療は必要ではなかった」というだけです。

他の理由で肩が痛いのだとしたら放置してはいけない深刻な病気・怪我かもしれません。どうしても嫌だという人も「寝るときも痛い」ような痛みになってきたら、間違いなく病院に行くべきだと思います。

私は最初に四十肩・五十肩になったとき、あまり悪化しないまま自然に治りました。その経験があったので2度目のときにかなり悪くなっても病院に行きませんでした。今では「あのときは病院に行っておけばもっと早く治ったかも」と反省しています。

病院に行くにしても大した診察もせずに肩が痛いというだけで「そりゃ四十肩・五十肩だ」と言うような医者は駄目です。痛みが強い場合は、ちゃんとした医者ならレントゲンを取るなりしてから診断してくれるはずです。

よほど行きつけで信頼できるのならともかく、いきなり整骨院や接骨院に行くのも駄目だと思っています。特に肩が痛くなるのが初めての場合は整形外科などに行きましょう。

そして病院で四十肩・五十肩だと診断されたら、医師の指示・アドバイスに従ってリハビリの指導をしてくれるコースに通うなり、整骨院に通うなりしてください

3.いきなり整骨院や接骨院に行かない方が良いと考える理由

私は若いときに腰痛や怪我などで整骨院・接骨院、鍼灸院に通院したことが何度かあります。

そのとき「なんでも保険申請が効く治療にしようとする整骨院や接骨院」が少なくないことを知りました。

大した診断をせず、全員に同じ治療メニュー、要するに余計な治療や場合によっては悪化につながる治療を行おうとするところがあるのです。原因が不明な慢性的な症状でも「転んで痛くなったことにしてください」とはっきり言われたことが2度ほどありました。その当時は深く考えていませんでしたが、これも保険を適用できるようにするためです。そのうちの1つの整骨院は、その後何年かして不正な保険請求で摘発されました。

たとえ軽い腰痛や関節痛でもこんなことをされると悪化する可能性大です。主に20年以上前の話なので今はそんな治療院は減ったと思いたいです。

ちゃんとした整骨院や接骨院だと診断が正しいか確かめるため、必要に応じてレントゲンを撮ってくるように言ってくれたりします。

4.病院で「痛くない範囲で無理せず肩を動かすように」と言われたら

四十肩・五十肩という診断の場合、おそらく痛みを取るための湿布などを出してくれて「まず痛みを取ること」、「痛みが取れてきたら無理のない範囲で肩を動かすこと」と言われる可能性があります。

要するに治療らしい治療方法はないというケースです。基本的には正しいのですが、実はもっと気をつけるべきことや、改善に向けて自分でできることがあります。

こうした診断を受けた場合や、そもそも病院に行くほどの痛みと思えないという場合、また四十肩・五十肩が慢性化して悩んでいるという場合のみ、この先の内容を参考にしてください。

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